コロナで就活はどうなる?

就職氷河期とは?
“就活氷河期”という言葉を聞いたことがありますか。1993年から2005年の間に就職活動を行った年代を指す言葉ですが、
1994年に流行語大賞に選ばれてからこの言葉の認知度は上昇しました。
バブル崩壊後大多数の企業の有効求人倍率が
1割切った状態が10年近く続きました。
現在の40歳前後の世代が就職氷河期世代に該当しているとされています。
この世代はロストジェネレーションと呼ばれ、
年金加入者数が少ないことから老後に関する課題も特に問題視されています。
このとき何が起こっていた?
1993年から1997年にかけて
徐々に経済環境は回復傾向にありました。
しかし消費税の引き上げ、アジア通貨危機など
追い打ちをかけるかのように立て続けに問題が発生し、景気が落ち込み続けました。
このことから企業の採用数が減少、
その背景により非正規雇用者と呼ばれるフリーターや派遣労働が増加したのも同時期のことです。
しかし良い影響もあって
大学進学率が急激に上昇したのもこの時期に起きた出来事です。

第二就職氷河期世代とは?
実は現在、新型コロナウイルス流行の
真っ只中に就職活動に臨んでいる世代が
第二就職氷河期世代と密かに呼ばれています。
新卒の内定取り消しのニュースや内定が決まっても
休職扱いになってしまうといったことを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
正式に第二就職氷河期世代が出てしまわぬよう、
経団連と日本政府は足並みを揃え雇用を守るという姿勢を見せています。
現在の有効求人倍率
大卒に焦点を当てると、2020年卒が1.83倍
に対して2021年卒は1.53倍なので下がっている
と言えます。しかし、就職氷河期では一番低くて0.99倍、リーマンショック後は1.23倍なのでそれほどまでに落ち込んでいるとは言えません。
また、現在は働き手不足が社会問題になっているため、新しく制度が導入されれば
企業側にも助成金などが受け取れるメリットが考えられるため、数字が回復する見込みもあるのではないでしょうか。
コロナの影響は?
残念ながら昨年の大学生の
内定率は過去2番目の下げ幅
となり69.8%であることを考えると
新型コロナウイルスの影響は深刻であると言えます。また状況がコロナ禍以前に戻るまでには5年ほどかかるのではないかという見解もあります。
しかし、このような状況の背景には
イベントの中止や企業の休業、廃業も含まれたうえでの統計となっている為、
状況が改善され次第、変化も伴ってくると言えるのではないでしょうか。
就活をするにあたって
今後、就職活動を行う上で最も重要になってくるのは第一に新型コロナウイルスに感染していないことだと思います。
従来の形式で、対面で面接や試験が行われるようになった場合
就活生が菌を持ち込むなんてことはあってはならないことだと思います。
仮にPCR検査を受けて就職活動に臨もう
と決めた場合、東京都内であれば
今現在は決意してから10日ほどの期間は活動を開始することが難しい状況にあると言えます。
では、どのようにして感染結果を知ればいいのでしょうか。
最近、抗原検査という言葉を聞いたことはないでしょか。
これは、PCR検査同様、新型コロナウイルスの感染結果を調べるものになります。

弊社で取り扱っているものは
PCR検査との一致率が100%のため、PCR検査を受けに行くのと全く同じ検査結果が出るといったものになります。
就職活動を始める前に感染結果を把握してみてはどうですか。